東京オリンピックの5年後、団塊の世代が75歳になる。

「2025年問題」とは、団塊の世代が2025年頃までに後期高齢者(75歳以上)に達する事により、介護・医療費等社会保障費の急増が懸念される問題です。

左のグラフは、平成27年(2015年)に「ベビーブーム世代」が前期高齢者(65~74歳)に到達し、10年後の平成37年(2025年)高齢者人口は、約3,500万人(人口比約30%)に達すると推計されています。

http://dspc2007.com/2025.html

 

人口構成の変化はなかなか実感しづらい。

例えば、日本の人口は1年間でおよそ160万人が減っているが、学生に質問しても人口が減少している実感を持つ学生はほとんどいない。駅近くに住んでいる学生は、逆に人口が増えていると勘違いしている学生もいるくらい。

しかし人は確実に歳は取る。
時間は早めることも戻すこともできない。

もし個人の収入が一定だとしたら
社会保障費、物価上昇、税金などで
可処分所得はどんどん目減りする。

今は会社に属していれば
年齢に比例して収入が増え続け
昇給や昇進が保障されるような
安心安定の時代ではない。

仕事をしていれば「生きていける」というより
「生き抜いていく」という感覚でなければ
ロボットや人工知能に淘汰される時代が
もうすぐそこまで来ている。

  • 正社員だから会社が守ってくれるでしょ
  • 大企業や公務員だから安心
  • **業界はこれからも安泰

なんて考えていたら本当にヤバい。
未来は誰も予測できないし
リーマンショックや震災などを見れば
いつ何が起こるかわからないのは
肌感覚として体験しているのだから。

会社員は給料が毎月やってくる。
毎月毎月貰い続けていると
来月も貰えると思ってしまう。

会社員が悪いという話ではなく
もし会社員が経営者やフリーランスのような
「来月の給料は今月の成果次第」とか
「来年の顧客は今年の準備次第」といった
感覚を持って仕事に関わっていったとしたら
個人の成績も出るだろうし会社の業績も伸びる。

だから
①変化に対応する
②自力で稼ぐ(誰かに役立つ)
この二つがメチャメチャ重要だと思う。

今は海全体が揺れている。
天候や潮目も変わりやすく
晴れていたと思ったら台風が来たりする。
大きな船でも小さな船でも
絶対に安心安定な船は無い。

そのためには
ちっぽけなプライドや自意識過剰を捨てて
変化の渦中に居ることを感じながら
学び続ける・磨き続けることが
必要なのだと思うのです。