最初のツカミ。

家族で出掛けたサンリオピューロランドのパレードを観て。スタートから序盤の1分間で五感がビンビン惹きつけられて、もっと観たくなったと同時に「これってプレゼンや講演も同じだなぁ」と実感した話。

プレゼンでも、公演や授業でも、サンリオのパレードでも、もっと観たい・もっと聞きたいと思えるかは相手を『惹きつけられるか』に尽きます。逆に、最初がグダグダだと聞き手のコンディションが崩れ、途中でよほど挽回できなければそのまま終了です。

話し手が有名人だったり内容が聞き手にとって魅力的なら、聞き手の方から歩み寄ってくれます。しかし大抵の場合、聞き手は話し手のこと・話し手のテーマを何とも思っていない。例えば学生100人に会社説明会をするとして、約半分くらいは聞きたいとも・聞きたくないとも思っていないのです。

そこで相手を惹きつけずに淡々と説明をしても「ふーん」で終了。参加者は聞いているようでほとんど残っていないと思った方がいい。

時間制限のあるプレゼンや講演であれば、特に最初の第一声から序盤はとても重要。ブログでもタイトルや最初の1~2行がつまらないと後を読んでもらえないのと同じように、序盤で参加者を惹きつけられないと、後は聞いているフリをしてスルーされるのが関の山でした。

つまり、一生懸命伝えているつもりでも相手に伝わっていない。いい話を聞いたけど契約や応募に繋がらない。これは序盤で相手を惹きつけられてない、また最初は良かったが途中で飽きられてしまうことで起こることが経験上多かったのです。

惹きつけ方は聞き手の特性によって違いますが、例えば学生の講演であれば

  • おもしろいか・・・例え話、ポイントを絞る、イラストなど
  • 参加する・・・ワークやゲーム性をなどで動きを入れる
  • 考える・・・自分の言葉にさせる、間を作る

講演や授業などでこれらを織り交ぜることで学生が惹きつけられ、話し手が伝えたいメッセージが学生に残るようになります。