当社で運営している就職カレッジ(SE育成スクール)の授業で、報連相(ホウレンソウ)の話になった。
報告/連絡/相談・・・新人研修では「仕事で基本となるコミュニケーション」と、教わるようだ。
しかし、新入社員や若手社員にとって、世代・価値観が全く違う上司へ報連相を行うことに苦手意識を持つ人は確かに多い。※実際、検索サイトで「報連相 できない 対策」とかで検索すれば情報がゴロゴロ出てくる。
だがそもそも、報連相も人と人のコミュニケーションにすぎない。
初対面でいきなり警戒心がゼロになることがないように、報連相をうまく機能させるための関係性が大切。
ということで、授業で実際に使用したメモがこちら。
つまり
部下から報連相がしやすい・上司が報連相を受けやすい関係を「確認・質問」といったきっかけで作っておくと、心理的な壁が下がる。
そして
確認・質問を出しやすい関係を「あいさつ、自己紹介、雑談」といった日常会話があれば、さらに壁は下がる。
報連相に苦手意識があるというより、世代の違う大人とのコミュニケーション不足が、報連相の壁を高くしている。
挨拶もしたことのない人からいきなり質問されたらビックリしますよね?
一方、いつも気持ちのいい挨拶があり、休憩中など何気ない雑談で盛り上がったりした部下から
「実は、今仕事でわからないことがありまして。質問してもよろしいでしょうか」
と聞かれたら、余程切迫した状況でない限り質問にできる限り応えるのではないでしょうか。
報連相を上手くするより、報連相になる以前の日常生活のレベルを上げて人間関係を築いていくことが大切だと思うのです。