自分の価値観を押しつけると、相手は自分の意見を否定された・潰されたという印象を通して、否定されたと感じます。
例えば「親から子供へ」
- だらしない大人になるから早くしなさい
- とりあえず学校には行きなさい。
- そんな事考えるなんてバカじゃないの?!
例えば「上司から部下へ」
- あの顧客はおまえには無理だ。やめておけ。
- だから失敗するって言っただろう
- おれが新人の頃はなぁ、、(続)
あなたの価値観とはあなたにとっての当たり前。
あなたの価値観はあなたの人格そのもの。
だから価値観を否定されると、人格を否定されたように感じるので心を閉ざすのです。また、価値観を強引に押し込まれるのもまた、間接的に人格を否定されたように感じる。だから心を閉ざす。
価値観はみんな違うのは、生きてきた時代、学校・家庭環境、人間関係がみんな違うから。だから価値観を否定され続けると
「何となくあの人は苦手だ」
「何となく話しづらい」となり心が閉じてしまいます。
口が閉じている人に美味しいものを勧めても、相手の中には入らないのと一緒で、心が閉じている人に一生懸命伝えたとしても、メッセージは相手に届かない。
やっかいなのは心は閉じているのか・開いているのか見た目ではわかりづらいこと。
だから相手の話を耳で聞くだけでなく、全身で聴いてみる。全神経を研ぎ澄ませて相手の反応を感じとる。
こうした姿勢が、興味を持って聞いてもらえているという安心につながり、扉が少しずつ開いていきます。