経営者や事業主の方であれば助成金・給付金を上手に活用して経営・事業運営されていると思いますが、個人も当てはまります。

例えば資格取得に必要な費用の一部を国が助成する、専門実践訓練給付制度(2017年9月時点の名称)。この給付金は2種類あります。

  • 教育訓練給付金・・・学費の支援
  • 教育訓練支援給付金・・・通学期間中の生活費の支援

もらえるものは有難くいただいてキャリアアップを図り、転職時のアピールや会社内で活躍の場を広げるなど上手に活用したいですね。

そしてキャリアコンサルタントの養成講座が、専門実践教育訓練給付金に仲間入りしました。国が指定する専門教育機関で2017年10月1日以降に開講される講座が対象です。※他にも前提条件あり

2016年4月より国家資格になったキャリアコンサルタントですが、受験資格には厚生労働省が指定する養成校で専門教育を受ける必要があり、通信・通学費用がかかりますが条件を満たせば学費の一部が戻ってきます。

キャリアコンサルタントが該当する従来(一般教育訓練)の給付金は、学費の20%が受給対象でしたが、専門実践教育訓練では学費の60%まで拡充されます。

例:リカレントの「キャリアコンサルタント養成講座」は教育訓練給付制度(専門実践)指定講座です

60%はハッキリ言ってデカイ。

例えば学費40万円の養成講座を受講した場合、、、

  • 一般教育訓練・・・8万円(上限10万円)の給付
  • 専門実践教育訓練・・・24万円(上限144万円)の給付

ビジネススクールの学費は消して安くはありませんので、3倍の違いは大きいですし、モチベーションも上がりますね。

資格には興味があっても学費が高くて諦めていたり、費用を安く抑えるために通信制を選択していた人も、給付額が拡充されたことでより積極的にキャリアアップを考える人が増えてほしいなぁ、と思います。

もし個人の能力がドンドン向上して、社会で活躍する人がバンバン増えれば、個人がの人生が楽しくなるだけでなく、家庭・会社・地域もよりよく発展して最後は国力にも繋がっていくと思うから。

対象となる資格や受給条件などについては、厚生労働省のホームページで最新の情報をチェックしてみてください。※給付金・助成金は名称や制度が頻繁に変わりますので。

www.mhlw.go.jp