相手に興味を寄せて、質問すること。

もし、あなたのことに全く興味や関心を示さない人が、あなたにプロポーズしたとします。あなたはそのプロポーズにYesと答えますか?

おそらくNoではないでしょうか。
なぜなら興味を示さない人には心の扉を開かないからです。

商談のシーンで使える「話し方や応酬話法」を、本やYoutubeからの受け売りでそのまま使って失敗した話はよく聞きます。それはなぜか?

前提として、顧客のことに興味を示さない営業マンから物を買おうという気持ちにならないことを知っておいてください。

そうすると「私は自分以外の人に興味がありません」とか「自分が興味のある物以外は興味がありません」という人が出てきます。また「どうすれば人に興味が持てますか?」という質問もよくいただきます。

私も昔は周りに興味がありませんでしたので、よーくわかります。これは経験ですが、興味は行動の前ではなく後ろにあります。

例えば初対面でお会いした人に対して、ネクタイに興味はない・詳しくないとしても「お召のネクタイ素敵ですね。プレゼントですか?」と質問すると相手は喜んでネクタイのこだわりについて教えてくれたり

「お仕事のために習慣にされていることはありますか?」と聞けば、あなたが知らないような朝の習慣を教えてくれるかもしれません。

最初は興味が無くても「話を聞いてみた、試しにやってみた」ことで興味が得られるものが圧倒的に多いのです。

余談ですが、アドラー心理学の解説書でもある『嫌われる勇気』でいえば、「私が興味を持てないのは性格のせいだ」とするのが原因論で、「行動しない方が楽だから興味を持たない」が目的論です。

動かない原因を原因(過去)に向けるのか、目的(未来)に向けるのかの違いです。

どちらが正しい・間違っているというものではありませんが、研修やセミナーで多くの人を拝見してきてハッキリ言えるのは、興味を持たずに止まっている人より、興味を寄せてどんどん質問する人の方が、圧倒的に営業成果を上げています。

あなたが欲しいのは「正解」ですか?
それとも「成果」でしょうか?

お客様も人間です。
あなたが今手にしているセールストークを届けるために、まず相手の心の扉を開いてみませんか?

 

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