- 私(自社)を見つけてほしい。
- 私(自社)が何をしているか理解してほしい。
- 私(自社)の考えを察してほしい。
これって相手本意で、自分が楽をしているだけなんだなーと思う。
顧客の価値観が多様化し市場は常に変化している。「沈黙は金」ということわざや、年功序列・終身雇用など安定した時代では価値観がほぼ同じだから、黙っていても・動かなくても相手は自分(自社)を見つけてくれるかもしれない。
しかし今は違う。声を掛けられるのを待っていたら埋没する。顧客は会社の看板だけで商品を選べなくなっている。競合が多いサラリーマンだからこそ会社や商品・サービスの事だけでなく、自分をわかりやすく発信することも、顧客のために必要だと思う。
セルフブランディングというと、「起業家・著者・個人事業主(フリーランス)」がするもの。というイメージがあるが、これからはサラリーマンにもセルフブランディングの意識は必要。
人口減少でニーズが目減りし本当に価値のあるものだけが残っていく時代。頭数を揃えるだけで回る会社は、近い将来限界がやってくる。自社にしかないもの、自分にしかないものを磨いていかないと生き残れないと痛切に感じます。
自分が好きな事で自分だけが満足するのは「趣味」。しかし相手にも役立つなら「個性」。個性が顧客のためになるなら本業でもプラスになる。ゼロスタートなら社内のオンリーワンを目指す所から始めてもいいと思う。
- スマホのことならAさん
- 美味しいお店のことならBさん
- イラストならCさん
- 筆文字ならDさん
- ギターならEさん
「私には何もないから」
そう言って現状維持でもしばらくは生きていけるが、やがて限界がくる。オーシャンズ忘年会でカラテカ(吉本工業)の入江さんを見て思った。人と違うから光る。違いが相手に役立つから必要とされるのだ。
だからサラリーマンの特権を使いたい。会社の仕事でノルマを果たし、残った時間をブランディングに使う。一定の固定給を頂きながら自分を磨けるのはサラリーマンの特権。
日常が多忙でそんな時間は無いなら、仕事のやり方や配分を見直してみてはいかがだろうか。生産性に一辺の無駄もなく365日忙しい人は、経験上見たことがない。
- 無駄を省く
- 優先順位をつける
- やり方を見直す
- パッケージにして部下に渡すなど
時間の空き地を作るようにすることで、日常の仕事も効率的になり、余った時間で将来の自分に投資できる。もし自己投資したブランディングが顧客に役立つなら本業でのやりがいも出てくる。
人事採用や統括部長として組織作りをしていた頃、安定する場所・環境求めて転職する人を社内外で沢山見てきた。しかし不安定な時代での安定とは、景気の善悪・会社の業績に左右されず、元気に働いていける、自分らしく生きていける力をつける。
そのために自分を磨き続けることだと思うのです。