学歴が就職に影響するものとして初任給や職能などの待遇があるが、少し視点を変えてみると『学歴は整理券』のようなもの。同期入社の大卒は早い番号、高卒は遅い番号のようなイメージ。

例えば何か重要な仕事があったとして、Aさんには優先的に仕事がまわってくる。Bさんはさんがやらない部分やさんの後工程がまわってくる。もしさんがサボっていたりBさんがさん以上の結果を残せば次回はBさんに早い番号が回ってくる。

経験がない社員は実績も能力が未知数だから、学歴や入社試験の成績が持ち出されやすいという話。しかし学歴が左右されるのは最初の数年。その後は仕事での成果や能力で整理券の順番は変わってきます。

大卒の方がいいとか高卒がダメという話ではないよ。学費の問題で進学できず就職せざるを得ない学生もいる。だからといって悲観的に仕事をしていたり、言われた事だけをやっていたら、いつまでたってもチャンスは回ってこない。

人口の増加に比例してニーズが増え続けた時代は、会社の業績も上がり続けた。だから業績に比例して給料を上げ続けることができた。そして時代は変わり人口減少が始まった。人手不足を補うべく人工知能を搭載したロボットがどんどん社会進出し、必要なものがシビアにジャッジされる状況になりはじめている。

だから大卒でもふんぞり返って手を抜いていたら整理券は遅い番号になり、高卒でも自分の得意なことを磨き広げいけば、徐々に早い番号になっていきます。