ある高校生(Aさん)とアルバイトの話になった。千葉市内のファミレスで結構忙しいらしい。
A「川島さん、仕事に終わりってあるんですか?」
川「いー質問だわ~、なぜそう思ったの?」
A「だってバイトって仕事が途中でも時間で終わるじゃないですか」
川「そうだね。たまに残業とかはしない?」
A「忙しい時は、店長がもう少しお願い。とかはありますね」
川「なるほど、基本はアルバイトは時間で終わるよね」
A「でも店長はいつも忙しそうだし、遅くまで大変そうです」
川「大人になったら店長みたいになってみたい?」
A「ん~、ちょっと勘弁ですね」
川「どうして?(笑」
A「働いても働いても、上の人から厳しく言われてるみたいだし、、、終わりなき戦いって感じで、、、大人って大変ですね」
川「そう、仕事に終わりはないよ」
A「やっぱり」
川「終わりというより、区切りかな」
A「区切り?」
川「逆に、仕事の始まりはどこだと思う?」
A「店長や先輩からの指示ですか?」
川「そうそう。ただ全体で見れば始まりというより、Aさんに合流してもらう感じなんだよね」
A「あー何となくわかります」
川「仕事に始まりがないように、終わりはないのよ。だから区切り(節目)なの」(略)
事業や仕事にも始まりと終わりはあるけれど、会社や個人の人生で見れば区切り(節目)の共有。
人それぞれ違う道を走っている。途中で合流したり離れたりしながら沢山の人と一緒に走ることもあれば、一人で走ることもある。
でもずっと走り続けることはできない。だから区切る。
誰かが用意した区切りでもいいし、自分で決めた区切りでもいい。
仕事を区切り(節目)と捉えるとまるで自分の進路を考えるように、今までを振り返ったり今後を考えやすくなる。もちろん休憩して次に備えるのもいい。
休憩やリフレッシュの時間すら惜しい。と言う人もいるかもしれない。しかし区切りなく走り続けると、やがて走れなくなってしまう。毎日山のような仕事をして走り続ける人ほど区切りをつけてはいかがでしょう。
一生に一度の人生だから。