ロボットや人工知能に自分の仕事を奪われた時。

 

新卒採用の就活フォーラムでエンジニア時代にお世話になった方と再会した。転職して新しい職場でも活躍されているようだったが、ある悩みを打ち明けてくれた。それは技術部門のあるエンジニアと人間関係がうまくいっていない。というもの。

 

「元大手IT企業で仕事をしていた(自称)」とか「どうせ私がいなければ仕事が進まないんでしょ」とか

 

仕事で関わらざるを得ない部門ゆえ、会社全体の人間関係が悪くなっているようだった。エンジニア以前に働く大人として大切な物が欠けている人はいる。例えば「腕はいいのに挨拶ができない」「経験はあるのに人が離れていく」など

 

今までの時代は自分のやり方が通用したかもしれない。自分本意なコミュニケーションでも給料が貰えたかもしれない。

 

しかし時代は変わり、モノが作れれば生きていける時代は終わった。モノを作り付加価値をつけなければ、選んでもらえない時代になった。

 

そのエンジニアが時代の変化に気づくのはいつだろう。もしかすると自分の仕事が、ロボットに奪われた時かもしれない。ロボットは人間よりも記憶力に優れ・検索処理能力が高く・文句も言わない。しかもコストは人間を雇うより安いとしたら。

 

一気にロボット化することはないだろうし、殺伐とした冷たい職場になるおそれもある。ただ企業が生き残りを掛けて選ぶ手段には十分なり得る。

 

人間がサービスを提供する1000円のファミレスと、ロボットがサービスを提供する500円のファミレス。就活生にこの質問をすると「間違いなく利用する」とほぼ100%の学生が答えている。人にはない価値をロボットが提供でき、採算が合えばビジネスは成立する。

 

とすれば、人間はロボットにない価値を提供できなければ、、、そんな時代が近い将来やってくる。