とある公立高校生Aくんとの話。
A「校則ウザイです」
川「おー、おもしろいこと言うねー」
A「頭髪検査とかマジウザイですよ」
川「へー、ほかにもありそうだねー」
A「門検※なんて今どきやってる学校ないでしょ?」登校時に先生が学校の入口で服装や持ち物をチェックするらしい
川「そーなんだー」
A「校則なんていらないでしょ。」
川「もし校則がない学校は、どんな感じだろうね?」
A「ルールがなければ、好きな時に学校へ行って、宿題は気が向いた時にやる」
川「ほうほう」
A「漫画読んだり、ゲームしたり、一日中寝てたり」
川「ふむふむ」
A「みんなのびのび過ごせて楽しい学校になる」
川「みーんな自由なら、先生も大人もみんな自由でいいのかな」
A「ですねー」
川「すると泥棒や犯罪が起こりやすくなるね」
A「まぁ、、そうですね」
川「学校は無法地帯になり、みんな好き勝手。あちこちでケンカ」
A「うーん、、、」
川「先生や警察に相談しても知らんぷり。自分の身は自分で守るしかない」
A「、、、」
川「誰も信用できない世界」
A「もういいです」
川「問題が何も解決されない世界へようこそ」
A「校則の意味が何となくわかりました」
ルールは必要だから作るものだし、何でもいいから作ればいいってものでもない。生徒一人一人が利益になる部分もあれば、負担になる部分があるのがルール。
利益と負担は表裏一体だからこそ、納得して行動するから効果がうまれると思うのです。
- なるべく大勢の人が、なるべく多くの利益を得るルールか
- ルールが作られた目的と背景を理解する場があるか
- ルールに対して意見が言える、聞く耳を持っているか
- ルールを決める段階で直接または間接的に、ルール作りへ参加できるか
とかく学校の校則は過去の集大成なので、ルールによっては時代に沿わないものもあったりする。単なるクレーマーは論外だが、自分の意見を学校に伝えたり、考えや納得できないことを先生や大人に持ちかけてみよう。
自分の意見にフタをすれば、その場はやり過ごせるが何も解決しない。でもそもそも疑問に思わなかったり、疑問を放棄すると、動かないことが一番楽な解決方法で刷り込まれてしまう。
校則がウザイならウザイ理由を考えよう、ウザイ理由が必ずある
疑問は納得の母。