ビジネスでいつも「至急」を付ける人がいる。
- 「至急送ってください」
- 「なるべく早くお願い」
- 「これ、急ぎで」
仕事はお互いの都合を折り合いながら進むので、突発や変更などで至急になる場合はある。一方で、至急と言っているものの、事情を聞いてみたら実は急ぎでなかったり、相手が自分だけの都合で動いている場合もある。
依頼される側からすれば、いつも至急な依頼は負担になるだけだし、目には目を(アナタがやってるんだから、私もやるわよ的な)考え方になることもあり、人間関係にも影響する。
「もっと早く言ってください!」
と言っても感情的なやり取りになりがち。一緒に至急になった原因を考えて「仕事の進め方、合意形成、事前準備」などを見直し、次回は至急にならないようにしていけばいいのだ。
しかしここで問題がある。それは「至急」の解釈や「至急」に対する意識の違いがあると、見直しも何も議論にすらならない。ではどうするか。それは目的地を合わせること。
「お互い時間を有効に使いうために、手戻りを減らしましょう」
「お互い無駄な経費は無くすために、在庫を共有しましょう」
「お互い余裕を持って仕事するために、早めに連絡を取り合いましょう」
カーナビに例えれば目的地。目指す場所や同じなら合意も得られやすくなるものだ。