話し上手は聞き上手、とはよく言ったものです。

発信力がある人ほど受信力が高いのは、ネットやSNSを見るとよくわかります。また面接や研修などグループ会議のような場でも、発信力がある人は他人の発言をよく聞いたり、メモを要所で取っている場合が多く見られます。

例えば10人が1人ずつ自己紹介をするとして。10人のなかで一番緊張せず発言できる人は、自分以外の9人の話を一番よく聞いている人です。

一方、他人の話はそっちのけで自分「だけ」上手く話せればいいと考える人は、緊張や空回で伝えたいことがほとんど伝わらない。

だからこうした集団のなかで、緊張せず相手に言いたい事を伝えるには「他人の話をよく聞き、自分も発言する」。

難しい顔で硬直して自分のことばかり考えていると、相手も話しづらく自分も緊張しますが

  • 笑顔で相槌を打ったり
  • メモを取ったり
  • 質問をしたり

こうした相手の話に興味を持って聞くことで、相手も話しやすく、自分も筋肉がリラックスして緊張がほぐれ、力が発揮しやすくなる。という循環が起こります。

そして話をよく聞いてくれた人の話は、他人から聞いてもらいやすくなる。だから届くんです。

1対1でこちらの話を興味なさそうに聞いている、そんな人からの話を聞く気にならないのと一緒で、発信力を高めたいなら、まずしっかり聞くこと。

対面でも集団でも同じことです。