フリーランスの方と2ヶ月ほど仕事をする機会があり、無事納品していただきました。

 

私も会社員なので取引は「BtoB」や「BtoS(School)」がほとんどで「BtoC」の機会はあまりなく。せっかくの機会なので「どうすればお互い負担なく進められるかなー」と、考えながら進めてポイントがそぎ落とせたのでメモ。

 

移動・打合せを極力なくす

先方は西東京在住。 

 

2ヶ月間で打合せは最初の一度だけ。あとはメールや文書のやりとり(たまに電話)。ビデオチャットの出番は有りませんでしたが、どうしても対面の場合は使う準備はしていました。

 

フリーランスの方は基本一人で同時に複数の案件を抱えているので、体を当社だけで拘束しないようにしました。組織は最悪の場合「代打」ができますが個人は替えがききません。多分定例会議などはもってのほか。生産効率を上げて頂けるように移動や打合せといった生産外の時間は極力なくすことを心掛けました。

 

記録を残す

口頭伝達で済むような話でも、文書、画像に残し、やり取りはメールにしました。電子になってデータがクラウドにあれば検索も簡単だし、言った言わないのトラブルも減る。文脈を読み違える危険はありますが、不毛なやりとりからは大幅に解放されます。

 

コミュニケーションツールはGoogleが役立ちました。お互いGoogleアカウントを持ってメールはGmail、資料はGoogleドライブを使用。足跡はすべて検索できます。

 

「あの資料どこいった~?」

「たしか◎◎◎.xlsだったんだけどなー?」

「どれが最新版??」

 

こうした問合せもなくコンディション良く仕事ができました。

 

細かい話ですが、Googleドライブを使うと添付メールがゼロ。添付メールって結構時間かかる。ファイル探して、添付して、確認して、受信した側も解凍してファイル探して、、、

 

GoogleドライブとGmailならURLを貼っておわり。相手もワンクリックで開けるしセキュリティもファイルのやり取りより安全です。

 

対等な立場で接する

取引ですから、発注側も受注側も本来は対等です。

 

ありがちなのは発注側からの一方的なディスカウント。安く発注したいし高く受注したいのはお互い様です。どちらかが大きく譲歩して一時的に丸く収まっても、後々しこりが残り生産効率が下がり品質に影響します。※これはエンジニア時代に時々経験しました。

 

また意志決定が遅くて納期が変わらないパターンもよく聞く話。指示出しが遅れて納期が変わらないと生産期間が短くなり苦労します。

 

今回は機能や納品の優先順位を考慮して、不要な機能を落とす代わりに値段を下げてもらいました。そして意志決定に余裕をもたせたスケジュールを組み、もし当社都合で意思決定が大幅遅れた場合は最終納期を一緒にずらし、生産期間になるべく影響が無いようにしました。

 

納期がずらせない場合もあります。だからこそ、フリーランスの方に発注する際は、納期に十分余裕を持たないといかんなと。複数案件も抱えながら、発注側の都合で無理を重ねていいものができるはずがなく。何とか納品したけど「この会社とはもうコリゴリ」なんて終わり方をしたら、風評や信用問題にも発展しかねません。

 

人間関係も同じ。

 

どちかが一方的に有利だったり、勝負けのコミュニケーションは長続きしません。お互いの事を考えることが、仕事も人間関係もうまくいくものだと改めて思います。