能力は使えば磨かれていき、使わなければ錆びていく。

「漢字が読めるけど書けなくなった」
「暗算が遅くなった」
「物忘れが多くなった」

それは使ってないから。加齢も多少影響するかもしれないがやらなければできなくなる。

もしプロ野球選手がカーブを投げられるようになったとしても、ろくに練習せず実践だけで使おうものなら結果は目に見えている。

仕事も同じで、もし出来るようになったことでも練習をサボればできなくなる。もしくは瞬時に反応できなくなる。すると、勝負所で躊躇(ちゅうちょ)する。

毎朝同じ動作で顔を洗っていればいつものように顔を洗えるように、毎日安全運転を意識して運転していればいつでも安全運転になるように

繰返し練習することが勝負所で一番力が出せる近道だし、想定外を想定して準備しておくから非常時でも落ち着いて対応できる。

だから練習したほうがいい。

例えばプレゼンの準備なら、スマホのタイマーで所要時間を測り、本番の状況をイメージしながら、スライドをプロジェクターに投影して、本番のつもりで話し立ち振る舞う。

それでも本番には魔物が潜んでいる。

ライブのリハーサルとライブの本番では場の空気感や緊張感が全く違うように、プレゼンも練習通りの力が出せなかったり、予想外のことが起こる。

そんなプレッシャーをはねのけるには、納得した練習を重ねることに尽きると思うのです。